2019年11月20日にんげん研究会のレポート

11月20日湯梨浜町松崎にあるゲストハウス「たみ」でにんげん研究会(以下、にんけん)がありました。今回は、蛇谷りえさんと鳥取大学の学生・教員に加え、ゲストリポーターの今林由佳さん、そして筑波大学4年生の阿部さんがゲストとして参加してくださりました。

前回ににんけんにゲストリポーターとして参加してくださった金川晋吾さんが、感じたことをゲストリポートとして文章で伝えてくださりました。金川さんが感じたことが、悩んだことも、個人的なこともそのまま紙に書かれていて、文章を読んでいる、というより金川さんと会話しているような気分になれました。それから驚いたのが、今日の意見交換の中で今林さんが感じられたことと似たようなことを金川さんも感じておられたということです。「発表者の存在」が私たちの発表の多くでぼんやりしており、そこも聞きたい部分なのだとお二人の意見から感じました。

今日は、次回(12月18日(水))に行われる発表会に向けた中間発表でした。一番伝えたいことを伝えられる発表形式を模索している人や今のままの表現で良いか悩んでいる人、一つに定めずにいろんな媒体で準備をしてきた人など、進行状況も悩み方もみんなそれぞれでした。発表形式は、いつものようなランダムではなく、今回は「映像・パワポグループ」と「その他グループ」に分かれて行いました。

私が参加した「映像・パワポグループ」では、「映像作品」としてまとめようとするあまり、自分がその人に出会ってインタビューを重ねて、感じた気持ちがなかなか入れ込めずにいる、と今林さんが発表を聞いて見て思ったことを伝えてくださりました。そこから、自分の映像はどうだろうかと悩んだり、自分の感じたことを入れ込むとはどういうことなのか質問や考えを伝え、その言葉の意味を掴もうとしたり、と議論が盛り上がりました。ひとつひとつの発表に対する意見交換も盛んで、あっという間に時間が過ぎました。同じプロジェクターを使った発表でも、パワポ、紙芝居(パワポ芝居)、映像とさまざまで、また、映像の中でもそれぞれに個性があり、発表形式を何一つ限定しなかった面白さが発揮されています。

それぞれのグループでの話し合いを終え、今度は全員集まって「本番いろいろどうするのか」について話し合いました。前回までに同じ話はしてきましたが、場所も発表形式もその後の忘年会についても何も決まっていません。いつもより人が少ないとはいえ、みんなが帰る汽車の時刻までにすべて決めて、役割分担までできるのか…と不安でしたが、意見をぶつけ合ってくれる人、懸念事項を挙げてくれる人、代替案を挙げてくれる人、もっといい案を考えようとしてくれる人、実際にかかる負担を考えてくれる人、場の話をじっと聞いてくれる人、話をまとめてくれる人、役割を引き受けてくれる人など、良い感じにみんなが場をまとめ、話を進めてくれたおかげで、時間内にだいたいの事を決めることが出来ました。  阿部さん、今林さんも一緒に真剣に考えて、意見をくださりました。以下がその内容です。

日時 :2019年12月18日(水)

設営18:00~ 発表会19:00~21:00 ごはん21:00~23:00

場所 :鳥取大学 CDL

発表形式:蛇谷さんがメニュー表を作成してグルーピングしてくださるので、そのグループごとに合った発表方法で行う

 次回はついに発表会当日!みんなにとっていい時間になると嬉しいです。それぞれが約一年をかけてやってきたことを形にします。ご興味あればぜひお立ち寄りください。