「にんげん研究大発表会2019」開催

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人間の脱分断:「あしあと」に 耳を傾け、世界を横断しよう

私たちが生まれる前からある町並み、お店や商品。歩くと出会うこの町に暮らす人々。これらは近いようで遠い存在であり、誰かが歩んできた「あしあと」でもあります。耳を傾ければ、小さな物語に触れることができ、無意識に分け隔ててきた時代や地域の壁を飛び超え、過去のものを現在、未来へつなぎとめることができるでしょう。 本発表会は、湯梨浜町(旧東郷町)に学生や一般の方々が一堂に集まり、日常の中で関心事や問題をテーマに調査や実践した事柄を「研究」として捉え、発表し合います。 参加者一人一人が抱える多様な社会へのまなざしや未来を担う若者の価値観について語らうことで、人と人の関係の中で生まれる可能性を探っていきたいと思います。是非ともご参加ください!

 

日 時|8月24日(土)10:00〜20:00、8月25日(日)10:00〜15:00 ※開場は30分前
受付会場|たみ(鳥取県東伯郡湯梨浜町中興寺340-1
その他の会場|汽水空港、よどや、どれみ、法林寺、smoothなど
参加費|1日1,500円(二日通しは2,000円)※学生・町内の方は無料
定 員|40名(要予約/定員に達していない場合は当日受付可能)

発表者大募集!あなたの「研究」を発表してみませんか?

主な発表者は「文化」や「地域学」を学ぶ鳥取大学立教大学の学生たちですが、一般の方からも発表者を募集します。 生活の中で日々工夫したり、苦労している「研究」を発表してみませんか?

詳しい応募概要は、以下の「にんげん研究発表者募集シート」をご覧ください。

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研究発表応募シート

 

 

参加申込み:締め切りは8月22日(木) 24時まで

下記の内容を明記の上、電話かメールでお申し込みください。

1.お名前 2.人数 3.電話番号 4.所属 5.交通手段 6.8月24日の食事会参加の有無(会費:1,500円※飲酒は別途精算) 7.研究発表をする・しない(※発表する方は、お申し込み後に「研究シート」のデータファイルを送付します。)

※参加費は当日会場にて現金でお支払いください。

 

お申し込み・お問い合わせ|にんげん研究会(担当:蛇谷りえ)
Email:ningenkenkyuukai*gmail.com *を@に変換してください。 
電話:0858-41-2026(たみ)

 

主なプログラム

8月24日(土)

9:45 開場・受付 会場:たみ

10:00「松崎ドラマチック物件ツアー」 

集合:たみ  案内人:三宅航太郎

松崎地区にある地域住民が集う拠点やお店、家の中までもまちあるき。この町の営みを覗いてみましょう。

12:00 お昼休憩

13:00「なんちゃって、にんげん研究学会!」

会場:汽水空港、よどや、どれみ、法林寺、smooth

分科会スタイルで、文化や社会学を学ぶ学生と 一緒に研究発表&ディスカッションをします。

17:00 発表終了

18:00「夕食と交流会」  会場:旭区公民館 

会費1500円 1日を振り返って食事をしながら、交流をします。

20:00 終了

 

8月25日(日)

9:45 開場・受付 会場:たみ

10:00「井戸端会議〜わたしのこだわりについて、みんなで駄弁る」

会場:汽水空港、よどや、どれみ、法林寺、soomth

分科会で語られたことを共有しながら、「生活と働く/自己と他者/表現とものづくり/場づくりとコミュニティ」といったテーマをもとに、参加者が集まって、語り合います。

14:30「井戸端会議をまとめる?」

会場:法林寺 司会:稲津秀樹、竹内潔 

二日間をとおして、発見したこと・もっと話したいことをみんなで語り合います。

15:00 終了

 

 

発表者リスト(順不同)

鳥取大学地域学部 五島朋子研究室

アートマネジメントが専門の研究室です。アートマネジメントとは芸術と社会をつなぐこと、と私は解釈していますが、今のゼミ生は私1人なので、とりわけ演劇に関する話題でもちきりです。舞台制作から文化政策まで幅広く文献を読み学び、研究対象を探りつつ、観に行く舞台公演の情報交換でわいわいと弾む、そんな研究室です。(ゼミ生 中村友紀 記)

 

鳥取大学地域学部 竹内潔研究室

「創造地域論」という新しい領域に取り組む研究室。文化政策の実務を行う地方公務員(茨城県職員)から研究者に転身した教員によるゼミで、今年度、初めての卒業生を輩出します。卒業研究で4年生5人が扱っている対象は、音楽ホール、音楽アウトリーチ、祭り、伝統工芸、運河公園で、3年生3人も先輩の背中を見ながら研究テーマを模索中。他のゼミにも刺激を受けながら、にんげんの創造性と地域との関係について研究しています。

 

鳥取大学地域学部 稲津秀樹研究室

鳥取生活も3年目に入りました。卒業生はまだいないので、ゼミ生とテーマやフィールドを耕している状態です。担当者自身は昨年、研究仲間と『サイレント・マジョリティとは誰か―フィールドから学ぶ地域社会学』という本を出しました(ナカニシヤ出版・2018年)。現地を歩き、出会い、話を聞き、現実へと一歩踏み込むことで、私たちの想像力が活性化する瞬間におきていることを大切にしたいと思っています。

 

鳥取大学地域学部 筒井宏樹研究室

美術史の研究室です。ゼミ生の研究対象は、オールドマスターの画家から、鳥取や地元の美術家などです。また美術だけでなく、デザイン、マンガ、イラスト等を研究する人もいます。さらに、卒業制作としてアニメーションや壁画などの実践に取り組む人もいました。現在のゼミ生は3年生3人。タイポグラフィに関心のある落合さん、ドガの作品を分析する白方さん、水まわりのタイルやデザインに関心のある根路銘さんがいます。

 

鳥取大学地域学部 佐々木友輔研究室

視覚メディアと表現に関わることであれば何でも、興味・関心の赴くままに制作(作ること)と研究(書くこと)を続けられる場を理想としている研究室です。現在は4名の学生が、それぞれ異なる表現手法を用いて、短編アニメーションや3DCGの制作に取り組んでいます。

 

立教大学社会学部 小泉元宏研究室

今年、松崎を訪れるゼミ生は、現代文化学科、社会学科、メディア社会学科という3学科に所属する大学3・4年生に、経営学部や国際基督教大学の学生を加えた約25名です。美術・音楽・映像・演劇などのアートと社会の関係性や、現代文化・ライフスタイル、コミュニティ形成などの研究テーマを扱っています。鳥取大学のみなさん、そして松崎や鳥取のみなさんとの出会いや、新たな発見を楽しみにしています!

 

案内人

三宅 航太郎、蛇谷 りえ(うかぶLLC)

2012年に鳥取県東伯郡湯梨浜町に設立した「合同会社うかぶ LLC」。三宅、蛇谷は共同代表を務める。主に宿と飲食が併設したスペース「たみ」(湯梨浜町,2012〜)、「Y Pub&Hostel」(鳥取市,2016〜)の運営しながmら、グラフィックデザインの制作、鳥取大学や「HOSPITALE」プロジェクトのマネジメント、アートディレクションなど、多岐にわたる活動をする。

 

主催:にんげん研究会(鳥取大学地域学部五島ゼミ・筒井ゼミ・佐々木ゼミ・稲津ゼミ・竹内ゼミ、立教大学社会学科小泉ゼミ、うかぶLLC)

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