にんげん研究大発表会2018

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私たちの幸福は、大きな世界に関わる経済発展だけではなく、にんげん同士がつくる生活の中にあるのではないでしょうか?なんとなく遠く感じる「社会」を帰る前に、にんげん一人一人の違いを認め合い、一人一人が身の丈にあった生活をつくり、地域に関わっていくことが、幸福になるための近道と考えます。本発表会は、「文化」や「地域学」を学ぶ鳥取大学立教大学の学生たちや研究者、一般の方々などのさまざまなにんげんが集い、自身の身体で経験し得た知性とも言える「研究」を発表します。生活者の視点からみつめる社会のあり方や未来を生きる若者の価値感覚に触れ合うことで、「だれか」の目を借りて、一個人が抱える「となり」の世界をのぞいてみましょう。老若男女が集い、みんなのめくるめく研究を語らうことで、身体が動き出すようなわくわくする時間を共に過ごしませんか?是非とも、ご参加ください!

 

日時:2018.8/4(土)13:00〜20:00、8/5(日)10:00〜16:00 ※開場は30分前

受付会場:たみ(鳥取県東伯郡湯梨浜町中興寺340-1)

その他イベント会場:汽水空港、梅や、よどや、旭区公民館、湯梨浜町商工会

 

参加費:1日1,500円(二日通しは2,000円)※学生・町内の方は無料

定員:40名(要予約/定員に達していない場合は当日受付可能)

 

お申し込み・お問い合わせ:

にんげん研究会(担当:蛇谷りえ)

ningenkenkyuukai*gmail.com *を@に変換してください。 

0858-41-2026(たみ)

 

 

タイムスケジュール

2018.8/4(土)

12:30 開場・受付 会場:たみ

13:00 開会のあいさつ

13:30 「なんちゃって、にんげん研究学会!」会場:汽水空港、梅や、よどや

3つの分科会に別れ、文化や社会学を学学生と一緒に「研究」を発表&ディスカッションします。

17:00 発表終了

18:00 「振り返りながら、楽しく交流会」会場:旭区公民館 会費:1500円

各分科会でどのような話題があがったのでしょうか?食事をしながら、交流を深めます。

20:00 終了

 

2018.8/5(日)

9:30 開場・受付 会場:たみ

10:00 「松崎ドラマチック物件ツアー」

集合場所:たみ 案内人:三宅航太郎

松崎地区にある地域住民が集う拠点やお店、家の中までまちあるき。この町の営みをのぞいてみましょう。

11:30 お昼休憩

13:00 「地域に関わるための○○○をつくる」〜たみの実践を事例に〜

会場:湯梨浜町商工会

発表者:五島朋子、蛇谷りえ+三宅航太郎

コメンテーター:モリテツヤ、他地域住民のみなさん

司会:小泉元宏

地域に関わるには、何が必要なんだろう?「たみ」をテーマに、さまざまな発表者の視点を手がかりに見えてくるものは一体何か、探してみましょう。

15:00 「はじまってしまった...にんげん研究」

会場:湯梨浜町商工会

発言者:佐々木友輔、竹内潔、稲津秀樹、他全員

二日間をとおして、発見したこと・もっと話したいことをみんなで語り合います。

16:00 閉会のあいさつ

 

発表者大募集!

あなたの「研究」を発表してみませんか?

生活の中で日々工夫をしたり、苦労している「研究」を発表してみませんか?

※発表受付締め切り:7月31日(火)

※別紙にある「にんげん研究発表者応募シート」をご覧ください。

 

参加申し込み 締め切り 8月1日(水)24時まで

下記の内容を明記の上、電話あるいはメールでお申し込みください。

(1)お名前 (2)人数 (3)電話番号 (4)所属 (5)交通手段

(6)8月4日の夜の食事会参加の有無(会費:1500円※飲酒は別途精算)

(7)研究発表をする・しない(発表を希望する方は、別紙「研究シート」を記入の上、7月31日(火)までにご提出ください)

詳しい応募概要は、下記の「にんげん研究発表者応募シート」をご覧ください。

データをお渡しできますので、一度お問い合わせください。

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発表者リスト(順不同)

鳥取大学地域学部 五島朋子ゼミ
アートマネージメントを学べる研究室です。とは言いつつも、まちづくり、伝統芸能舞台など多くの話題で話をで盛り上がっています。現在ゼミ生は一人です。そんなゼミ生の卒業論文のテーマは「祭」。アートマネージメントと祭との関係性も模索しつつ、様々な知識を駆使して研究を進めています。ゼミ生が少ないとはいえ、自由に活発に多くの人と交流できる研究室です。(ゼミ生 松本 凌 記)
 
鳥取大学地域学部 稲津秀樹ゼミ
新任教員なので、ゼミも1年目です。卒業生はまだいないので、ゼミ生とテーマやフィールドを耕している状態です。担当者自身は昨年、研究仲間と『社会的分断を越境する―他者と出会いなおす想像力』という本を出しました(青弓社2017年)。構造化された社会問題を生きる当事者/他者の「しんどさ」と向き合い、それでも共に生きようとする人びとの意志や実践、表現や想像力を学び続けたいと思っています。
 
鳥取大学地域学部 竹内潔ゼミ
別名「創造地域論ゼミ」。教員は茨城県で公務員として文化政策に携わっていましたが、研究者に転身。鳥取大学には2017年に着任し、ゼミは2018年に立ち上がったばかりです。現在のところのゼミ生の関心は、文化の地域間格差音楽アウトリーチ、伝統文化・伝統工芸による地域づくりなど。それぞれが関心のあるテーマから、文化や芸術となってあらわれるにんげんの創造性と地域との関係について研究していきたいと思っています。
 
鳥取大学地域学部 筒井宏樹ゼミ
美術史の研究室です。ゼミ生は巨匠画家を研究する人から、鳥取や地元の美術家を研究する人がいます。また美術だけでなく、音楽、マンガ、イラスト等を研究する人もいます。さらに、卒業制作としてアニメーション、音楽発表等の実践に取り組む人もいます。現在のゼミ生は岡本正文君。絵を描いたり、パウル・クレー研究をしています。岡本君が製作したLINEスタンプ「なんでも拾うよグローブちゃん」「角張うさぎちゃん」は只今販売中。
 
鳥取大学地域学部 佐々木友輔ゼミ
視覚メディアと表現に関わることであれば何でも、興味・関心の赴くままに制作(作ること)と研究(書くこと)を続けられる場を理想とする研究室です。現在所属しているのは、4年の村上大樹君。視覚メディアを用いての私小説的表現について研究・実践しています。昨年度は古典的ハリウッド映画の脚本の構造を学んだり、鳥取発の地域映画制作企画に参加していました。卒業制作では短編映画を制作しています。
 
立教大学社会学部 小泉元宏ゼミ
立教大学社会学部の3学科・1コース(現代文化学科・社会学科・メディア社会学科・国際社会コース)に所属する学生を中心に構成される研究室です。国際基督教大学ICU教養学部の学生らも活動に参加しています。美術・音楽・映像・演劇などのアートや、現代文化・ライフスタイル、コミュニティ形成などのテーマを、社会学文化研究のアプローチから捉える研究を展開しています。「特別な」人たちだけのものと思われがちなアートや創造活動の、「当たり前」に思えるいまの社会における意味を考えています。
 
モリテツヤ 汽水空港店主
汽水空港店主兼農夫。AB型、蟹座。幼少期に経験したインドネシア北九州の環境やカウンターカルチャーなどの影響を受けて、自分の手で自給できる生活をつくるために2011年に鳥取へ移住。2012年に鳥取県東伯郡湯梨浜町に巡り会い、2016年に古本屋「汽水空港」を開業するが、思いとどまって再び改装作業。暗黒時代に嫁のアキナに支えられて、2018年7月に無事にリニューアルオープンをする。
 
三宅 航太郎、蛇谷 りえ うかぶLLC 共同代表
2012年に鳥取県東伯郡湯梨浜町に設立した「合同会社うかぶLLC」。三宅、蛇谷は共同代表を務める。主に宿と飲食が併設したスペース「たみ」(湯梨浜町,2012〜)、「Y Pub&Hostel」(鳥取市,2016〜)の運営しながmら、グラフィックデザインの制作、鳥取大学や「HOSPITALE」プロジェクトのマネジメント、アートディレクションなど、多岐にわたる活動をする。
 

企画主催 にんげん研究会

2012年に鳥取大学地域学部の学生らとゲストハウス&シェアハウス&カフェ「たみ」を運営するうかぶLLCで立ち上げた研究会。2013年以降、鳥取大学地域学部の複数のゼミなどが参画し、合同ゼミとしてゆるやかに活動している。地域社会の中でひとりの「にんげん」がどのように活動し、いかにして仲間を増やし環境をつくるのかについて、生活する人々の視点で、読書会やトークイベント、研究発表会などを行う。2016年から「地域と文化のためのメディアを考える連続講座」、2017年から「地域社会の記憶と文化のためのメディア・プロジェクト」を始動する。

 

 

主催:

にんげん研究会

鳥取大学地域学部五島ゼミ・佐々木ゼミ・稲津ゼミ・竹内ゼミ、立教大学社会学科小泉ゼミ、うかぶLLC)

共催:鳥取大学地域学部附属芸術文化センター

人口希薄化地域における地域創生を目指した実践型教育研究の新展開(戦略3-1)連携事業